こんな日が、日本とオーストラリアとで、世界中で、同じウィルスに立ち向かわなければならない日が来るだなんて、想像した事もありませんでした。
こちらでは3月22日、日曜日の夜にスコットモリソン首相から発表があり、外出自粛要請が出ていたにも関わらず、その週末、沢山の人がビーチや街に繰り出していたために、Covid-19の感染者が急激に増加したとして、更により厳しい措置がとられました。
私達を直撃した措置としては、カフェ、レストランはテイクアウトの営業のみに限る、と言うものでした。しかも、翌日の正午から。
慌てて紙製のコーヒーカップや、持ち帰り料理用のパッケージ等をオーダーし、レジの前には⒈5メートル毎にテープを貼り、メニューを印刷して配りました。また、テーブルや椅子はお客様が間違っても腰掛けたりできぬよう片付けました。スタッフは、賃貸料は、一体どうなるのか…
週に何度も来てくださる常連さんが心配してますます頻繁に来てくれています。
頑張らなければ、と開店時間を早めると、看板を通りに出した方がいいなどなどのアドバイスまでくださったり。すぐ行動!マサの手書きです。
毎日ミクがランチタイムに手伝いに来てくれて、レジや電話でのオーダーへの対応をしてくれて本当に助かっています。
OPENのサインもネットで購入し、掲げました。
厳しい規制を敷くのとほぼ同時に、雇用者や企業をサポートする政策が発表された事には、感心感動を覚えました、が、それでもこの先商いが厳しくなる事に変わりはありませんが、やはり人命を第一にした国の方針には心から賛同しています。
二週間、テイクアウトのスタイルもなんとかやりくり出来てきましたが、10日から13日のイースターは店を閉める事にしました。予期せぬ事態の祝日に、万が一、予期せぬ数の人々が店先に集まってしまう事を避けるため。そして正直に言うと三週間休みなく5時起きで店を開け、慣れない仕事をしてくたくたでした。歳だわ〜
私達は少し田舎に住んでいるので、あまり切迫した状況ではないかもしれません。日々、日本や世界中から流れてくるニュースを祈る思いで聞いています。
おかれた環境や国の政策は違っても相手は同じウィルスです。今は出来る限り危険を避けて暮らすしかありません。
今では夢のように魅力的に思える、あの当たり前の日常が戻る時まで、がんばりましょう。
皆様の無事を祈りながら、私達も気を付けて暮らしていきます。